🐎【レース結果】
開催:2025年8月3日(日)新潟3R(芝1600m・2歳未勝利)
勝ち馬:ニシノエースサマ(牡・美浦・鹿戸雄一厩舎)
騎手:津村 明秀
タイム:1:34.6(2着ステラスペースに5馬身差)
人気:2番人気(単勝280円)
6頭立ての少頭数戦で、ニシノエースサマが逃げ切り優勝。レース序盤から主導権を握り、3コーナー手前で先頭に立つと、最後は影すら踏ませぬ5馬身差の快勝。配当についても、単勝280円、複勝390円という珍現象も起きた。
🧬【血統背景:父スワーヴリチャード×美浦・鹿戸厩舎 2歳牡馬】
父:スワーヴリチャード
母:プルージャ(母父 Sidney’s Candy)
馬主は西山茂行氏、生産はヤナガワ牧場(日高町)。母は、アルゼンチンのG2勝利馬。上には、4勝馬エルゲルージや函館2歳S2着のニシノラヴァンダがいる。スワーヴリチャード産駒としては、ホープフルS勝ちのレガレイラを始め、アーバンシック、コラソンビート、スウィープフィート、アドマイヤベルと、POG期間での活躍馬が目立つ。
🎥【レース内容レビュー:ペース配分・逃げ切り・学習能力】
好スタートから逃げて自分のペースでレースを展開。バックストレッチから先頭に立ち、3〜4コーナーでは安心感ある手応え。直線ではさらに後続を離し、驚異の5馬身差。レースラップがスタート直後の200m、4F目の12.1秒以外は全て12.0秒以内でまとめ、後ろには脚を溜めさせず、自身はラストスパートまでバテないペース配分で勝利した。1度使ったことによる大きな上積みを感じる1勝だった。
🧠【POG目線の評価:指名馬としてどうか?】
新馬5着から一変した走りには成長を感じる。自分でペースを作れるというところは今後の強みにもなるかもしれない。スワーヴリチャード産駒は、初年度からレガレイラやアーバンシックなどPOG期間で活躍する馬も多いのも心強い。コントレイルやエピファネイアと比べると比較的メインどころじゃない種牡馬のスワーヴリチャードに加え、日高産×個人馬主という渋めのチョイスで大きいところを狙っていけるのは、POG冥利に尽きるだろう。
📌あわせて読みたい
・【POG2025-2026 注目馬】印象的な好馬体!ニシノエースサマ
・【POG 2025-2026】注目の20頭
・【新馬戦】コニーアイランド、リバティの妹が鮮烈デビュー